東京駅についたら「そうだ、皇居御苑♪」でお散歩しよう

皇居東御苑。そして旧江戸城本丸。

日本、東京へ来て、
お散歩するなら、上位に挙げられる観光地です。

本稿は
皇居東御苑を文化的でなく、感覚的に紹介しようと思いますので、
まったりと写真を眺める程度にご覧ください。

※文化的な内容は宮内庁や千代田区観光などの公式HPを見ると良いと思います♪
 https://www.kunaicho.go.jp/event/higashigyoen/higashigyoen.html
 https://visit-chiyoda.tokyo/app/spot/detail/416

定休日は、(月)(金)ですが、祝日は公開されています。(年末年始はお休み)
入場料は、無料♪

それにしても…、
まさに東京のど真ん中。

ビル群をそれぞれの濠(ほり…お堀のこと)で隔て、
立派な石垣で建てられてます。

土を掘って、水を流し、
土地を強固にするために石垣を積む…、
昔の人はとんでもないことを考えるものですね。

では、中に入って行きましょう♪
※入場の際に手荷物検査があります。
 
 
※注意※
写真枚数が結構あるので、
「訪問したときを初見としたい!」
という方は、次項(本文)に進まず閉じて下さい。
 
 

大手門から休憩所(売店)

最初に構えているは、大手門。

ドンっと大きいです!

そして、
その手前の通りも十分(?)な広さがあり、

場所が場所でなければ、ここで十分はしゃげます。
この大きさがテンション上げてくれますよね。

ちなみに、40番までのガイド番号箇所には、
以下のように番号札や説明看板があります。

昔の写真や、歴史的な説明がありますので、

 見る → 感じる → 読む → また見る → 想像する

といった楽しみ方をするのがおススメです♪

海外からの観光客用に英文も添えられているので、
あえて英文の方を読んで勉強する。ってのも面白いですよ。

そして、大手門ですが、

ゴツイ造りですよね。

戦国時代の建物なので『頑丈第一』に造るのは当然ですが、
これはスゴイです。
門だけでも数分眺めていられます。
 
 
門をくぐって道なりに進むと
何やら補修工事のご様子(訪問日:2023年7月)

それにしても、
工事の囲みが、芝生風なのが皇居としての格を感じますよね。
ある意味、見れてよかったです。

その向かいには休憩、売店があります。

★重要★
休憩所では皇居東御苑のガイドマップがもらえます。

「まだ休憩するタイミングじゃないな」とか
「お土産は帰りに買うもの」と考えて立ち寄らないのではなく、

ガイドマップだけはもらっていったほうが良いかもね。
(ちなみに、私は最後にもらいました…)

そして、

番号順のルートは時計回りですが、
私の初回訪問の感覚では逆に『反時計回り』がおススメです。

先に理由を言ってしまいますが、
前半は解り易く良いところ、後半は地味なところ。

そして、
反時計回りで回った私からの視点では、
すれ違った人たちは『後半は疲れた顔で、楽しめていない感じ。』でした。

後半の『二の丸庭園』や『都道府県の木』は結構おススメなんですけどね…。
 
 

同心番所と百人番所

番所とは、警備詰所のことで、
武士のみなさんがココで登城者を監視していたそうです。

そして、この瓦!

たまりませんなぁ。
この丁寧で細かい造り。

こういう職人の仕事を眺めるのって、楽しいですよね♪

そして、その向かいには、

高く、分厚い石垣が構えています。

いかに厳重な警備だったのかが感じ取れますね。

そこを通れば、百人番所。

先ほどの小さめな番所を通ったら、
お次は、もっと厳重に100人の武士が待ち構えていたようですね。

この広さと厳重さ。

最初に「ひろーーーい」と感じるのはココだと思います。
ですが、まだまだ続きますよ~♪

ちなみに、奥の方には、

可愛い感じに飾られた庭木があります。

実はこの庭木、見落としている人が多いようですね。
人が全く居ませんでした。
 
 
ココが分岐点です!

順路であれば『⑥中之門後』ですが、
先ほど申し上げた通り逆ルートで『㉚白鳥濠』へ向かいます。

白鳥濠から二の丸庭園、都道府県の木

この濠の横を通る道に入ると、また
「ひろーい♪」
と声を出したくなります。

この通りを少し進むと、右手に歴史を感じる電燈が飾られています。

いつの時代からか解りませんが、
こういう外来品による装飾が流行った時期もあるのですね

その横にある小道を入ると、二の丸休憩所です。

先ほどまでは、すごーいなどの感嘆などでしたが、
木々に囲まれた空間は癒されますね。

左手には近代のお手洗いもありますのでご安心下さい。

こういう『ちょっとした縁側』って、いいですね。

その先には新雑木林の野草が彩られ、

すぐに菖蒲田と二の丸庭園です。

もともと川ではなく人工的に掘られた土地なので、
池の水はにごっておりますが、

それに負けじと滝を作る優雅さ。

綺麗に輝く鯉が放されており、
この園でまったりお茶をすするのも、また一興。ですね。


 
 
園から大通りに向かう道には、
立派な茶室『諏訪の茶屋』が構えています。

残念ながら敷地内には入れませんが、
手元にあるペットボトルのお茶をゴクリと、
ここらへんで一息ついてみるのもいいですね。
 
 
その横には『都道府県の木』の通りがあります。

この通りはとても興味深く、
ホントに日本全国の木々が植えられています。

時間があれば木々を一本一本、ゆっくり眺めていたいですね。


 
 
大通りから小道を入ったこのエリアはとても面白かったです。
ここを後半のぐったり疲れた状態で見てもらうのはもったいないですね。
是非、みなさんも反時計回りルートで回ってみて下さい。
 
 

梅林坂から桃華楽堂

梅林坂。

この坂はパッと見で特別なことは無いように感じますが、
築城当時には数百の梅が植えられたそうで、
現在は約70本。

12月末から2月までが梅の花見時のようなので、
また冬に来ようと思います。

坂を上り道なりに進むと、書陵部が建てられていますが、
これは特にないのでパスして進み…

北桔橋門(きたはねばしもん)です。

正門の大手門から比べるとだいぶ小さいですが、
不思議ですね。
天守閣の近くだというのに、番所が見当たりません…。
秘密の通り道だったのですかね?

ですが、門と木々の彩りは素敵ですね。

おまけで、桃華楽堂です。

そして、ココで180度振り返りましょう。

この鋭角な石垣をご覧ください。
すごいですよね。
この大きな石を削って、運んで、積み上げて…。

お次は本命の天守閣(跡の台)です♪
 
 

天守台と大奥跡

どーんと構える天守台。
大きいですねぇ。

最大の寛永度天守(1638年)が高さ58mあったとのことです。

その大きさを支えるためにはこの土台が重要ですよね。
お疲れ様です。

近くで見ると、可愛いです♪

天守台の登ったところにはちょっとしたベンチがあり、
ここで一休みするのも良いと思います。

ここからの眺めは、東京駅前 丸の内のビルも含め、
手前から大奥、中奥と見えますね。

この日は少しの風が草花を揺らし、
お散歩で疲れた心を優しく癒してくれます。

そして、振り返ると、

「うむ。あっちが北か。」
と、方位版を見て感心(私は方向音痴なので)

ということは、
天守閣から眺める表や奥は南向き。
日差しも明るく良い眺めってことですね♪

天守台前から見る大奥跡、本丸大芝生。
広大さを感じれて良いです。

こういう景色を眺めていると、
お仕事などで大変な悩みを持っていても、
一時は忘れることができそうですね。
 
 
正面の芝生周りですが、
周囲の各所にも見どころはありますが、
ココも右からの反時計回りで行きましょう(笑)
※休憩所は、後でね。

茶畑、バラ園、桜の島、竹林

ここにはベンチが道沿いに添えらえており、
歩き疲れた観光客の皆さんがのんびり休んでおりました。

この日の天気は雲の多い一日でしたが、
最高気温は33℃。

のんびり行きましょうね。
 
 

石室と富士見多聞

石室。何に使うか疑問ですが、
説明書きにはこうあります。
“The exact purpose of this 20-square-metre stone cellar is not known.
It is thought to have been a secret escape route for when the castle came under attack,
or perhaps was used to protect valuable articles and documents from frequent fires.
Located close to the site of the women’s living quarters in the Edo Castle palace complex,
it is possible that the shogun’s consort and concubines used this cellar during fires.”

なるほど、場所や造りに納得ですね。
 
 

富士見多聞(御休息所前多聞)

主に防御を目的とした施設だそうですが、
徳川将軍の頃には安定しており攻撃に備える必要性はあまりなかったそうです。

なので、立地も含めて『御休息所前多聞』とも呼ばれていたそうです。


 
 

果樹古品種園と本丸大芝生

ここには古くからの果樹が植えられているですね。

残念ながら私は果樹に関する学や興味がないため…、
手前の石碑が気になります。

江戸城本丸圓(?)ですかね。
感心するのは石に刻まれた江戸城の本丸です。

いつの時代に彫られたものか解りませんが、
椅子があったらじっくりと見ていたいです。

順路で進んだ場合に、
一番最初に視界に映る景色です(笑)

おっきな木って、いいですよね。
 
 

江戸城天守復元模型と休憩所、展望台

寛永期の天守を1/30スケールで制作したものが飾られています。

そして何より、
「このタイミングで見て欲しい。」
と思います。

個人により違いはあると思いますが、
最初からお城の模型を見てしまうのではなく、
天守台を見て想像し、模型を見てより具体的に想像し、
せっかくなので、もう一度天守台を。

という私の考えでした。
 
 
模型を囲む四方には、以下のような解説がありますので、
読み更けてみると良いでしょう。

あと、夏の暑い日でも冷房で涼しいです♪

それと、少し気になったのですが、
模型が展示されている建物横にこのようなものがあります。

…、何のモニュメントなんでしょうかね。
私には想像が出来ませんでした。
 
 
休憩所(売店)には、
雅楽(管弦と舞楽)の模型や、
江戸城本丸の表(将軍の謁見など公的な執務場)と思われる模型があり、
これもなかなかの見ごたえがあります。

※写真撮影禁止なので画像紹介できませんが。
 
 
展望台は…、
とても東京を感じる事ができるので立ち寄ってみて下さい(笑)


 
 

中之門跡と大番所から中雀門跡

順路で進むとここから入ります。
ですので、ここだけ順路順に紹介です。

番所を『同心』『百人』と過ぎての、中之門跡。
この先にもさらに番所があり『大番所』です。

前の2つと比べ、急に造りが良くなりましたね。
ここは高位の武士が務められていたそうです。

その先を登れば中雀門跡。


 
 
これにて概ね一周になります。

ぐるっと紹介致しましたが、
紹介できていない箇所もまだまだあります。

実際に自分の眼で見て感じる風景は大きく違うと思います。

東京駅へ着て1~2時間のお時間に余裕がありましたら、
是非、お散歩してみて下さい。

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