著:柏 耕一(かしわ こういち)
本書は、名前からも分かる通り『武士道(著:新渡戸稲造)』という本を紹介・解説しています。
ですが、難しい話ではないです。
「ソコソコ」ってのがポイントですね♪
内容は中学剣道部の部長を中心に起こる問題点と成長が描かれていますが、
本書が伝えたい相手はその世代だけに限られません。
44歳の私が読んだ感想ですが、
「武士道とは」
「日本人とは」
を考え、感動したとお伝えしたいです。
読書感想文
『武士道』という本は、読むのが難しい本だそうです。
もちろん、私は読んだことがありません。
普段はマンガやライトノベルなど、お気楽と言っては失礼かも知れませんが、あまり考えなくても楽しめる本を中心に読んでいる私です。
そんな私ですが、本書は読み始めたらページをめくる手が止まらないほど読み易く、面白いです。
その理由を知ろうと読み終えた後に、分析としてすぐに2週目を読み始めて解ったことは、
「状況、背景の描写文章がとても分かりやすい」という事でした。
とても頭の良い人は、あえて難しい言葉を使わずに万人の理解を得る。ような事を聞いた事がありますが、
本書はその代表に挙げたいと思えるほどです。(私の浅い読書経験の範囲ですが)
とても簡潔で短い表現なのに、
イメージが浮かんでくるような表現です。
それだけでなく、物語においても『誰もが共感できる内容』を題材としており、前述しました「その世代だけに限られず」です、。
簡単な紹介としましては、
・成長に伸び悩んでいる時
・人間関係に悩んでいる時
と、何歳になっても身近にある悩みを中心にしており、
その時におじいちゃんから一冊の本を差し出され、
「武士道にはこのように記されていてね」
と、心構えなのどについて説いてくれます。
その説き方も押し付けがましい正論ではなく、
自分の中にある真実を呼び起こしてくれるように、優しく語ってくれます。
たぶんこのおじいちゃんは、柏先生(著者)そのものなのでしょう。
私は、柏先生の他の本にもとても興味が湧きました。
最後に、自分が本書から受け取り、解釈した事を記させて頂きます。
「武士道はね、法律とかじゃないんだよ。
過去に積み重ねられてきた日本人の無意識のかたちなんだよ。」
あとがき
マンガやゲームなどで「武士道とは」と記されているものが多くありますが、
残念ながらそれらから武士道を学ぶことは出来ませんでした…。
ですが、本書を読んだことで過去を反省し、今後の意識や行動を見直そうと思えるようになった自分がいます。
もし、あなたも「武士道」を「ソコソコに学びたい」と思っていただけましたら、
以下Amazonさんからの購入を検討いただけると幸いです。
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以上です。 みのる。